映画制作をメインとしたサイトなので、せっかくだからたまにはカメラに関するお話でも書きましょう。
私は(投稿日時点では)使ってませんが、今インスタグラムが流行っていて写真映えする場所(ナイトプールなど)が人気というニュースをよく目にします。
確かに最近はスマホのカメラの機能は高いし画像も容量の許す限りほぼ無制限に撮れるので、心いくまで撮り直した自分のベスト写真をUPしたくなる気持ちはわからないではありません。
女性を美しく撮影する一番シンプルな方法
私は何十年も昔のアナログ8ミリフィルムやら一眼レフの35ミリフィルムカメラなどを利用してきたので、現在は画像・映像に関して綺麗・簡単・早い・無制限・・・と便利で良いことだらけだと感じています。
更に加えてアプリの加工ソフトも多種・多機能なので、女子は自分をかわいく見せたくて、まあ盛りに盛ってもうナニガナニヤラですよね?笑
(たまに原型をとどめていない目玉のお化けみたいのがいるけどあれは本当に良いのか?)

私の持論として、女の人を写真で綺麗に撮影しようと思ったら、
『逆光気味で被写界深度(ひしゃかいしんど)をおもいきり浅くして顔の露出をオーバー気味に撮る!』
大雑把に書けばそれだけでOKです。
私は世界で活躍する人間を輩出しているような割と大きなアート系コンテストで、監督だけでなくカメラマンも兼ねた映像作品でグランプリとったアーティストであるわけなので、そんな私が言ってるんだからまあ間違いはないと思って頂いて結構です。笑
少しだけ難しく書くと「露出」とか「被写界深度」ってのが割と重要で、それらによって写真のイメージが全然変わるという事なんですが、言葉だけではイマイチよくわからないと思うので少し図説します。
「露出」のお話
■「露出」:画面のなかのどこの明るさ・暗さに合わせて撮影するか決めるもの。スマホではピントと共に普通全部自動で中心部に合わせて決めてくれている。


実際には逆光じゃなくてもOK。
大事なのはメインの被写体(女の子)より背景の方が明るい事。
よく逆光であるのは次のようなキラキラ輝く海面とかね。

でも上の画像は綺麗な写真だけど人物のサーファーは黒くなっちゃってるので、人物をメインにしたい場合は人物に露出を合わせる必要があります。
ただ、逆光の場合は人物と背景の明るさの差が大きすぎて人物に露出を合わせると背景が明るすぎて真っ白になって何も見えなくなってしまいますよね。
そんな場合は人物にもっと近づいて人物にライトを当てたり、白いもので光を反射させて顔を少しでも明るくしてから撮影するとバックがキラキラ輝く素敵なポートレートが撮れます。
(かつ女の人の場合は顔のお肌より暗い部分に露出を合わせると、顔が明るく写るのでシミ隠しとか含め綺麗に写ります)
「被写界深度(ひしゃかいしんど)」のお話
■「被写界深度」:カメラからピントが合う前後の距離範囲の深さ(長さ)。深いと全部にピント合うし、浅いとぴったりの距離の物だけにピントが合う。



「露出」と「被写界深度」の関係
昔ながらの一眼レフカメラなどでは、露出をできるだけ解放(暗い場所が写るように設定する事)してなおかつ光学ズームをアップにすればするほど、被写界深度というのは浅くなります(つまりジャストピントは合わせづらいけど上の説明絵3つの真ん中の絵の通り、上手く撮れば特定の部分だけ引き立ってアートっぽく撮れる)。
よく「魚眼レンズ」「ワイドレンズ」とかいう名前を聞くと思うけど、あれはカメラから撮影可能な範囲が広い(ワイド)な上に被写界深度がメチャメチャ深いので画面のほとんどがピントぴったりで写ります。
だから昔のフィルムカメラなどで画像・映像を撮影する時には常にレンズがズームアップか否かを意識するし、順光なのか逆光なのか、どこのポイントに露出を合わせるか?などを気にするのです。
ただ残念な事にスマホカメラだと望遠ズームはないし露出も普通は手動で変えない(厳密には変えられるけど操作が面倒で使わない)ので、こういう綺麗な写真を撮ろうとしたらやはり一眼レフカメラにはとうてい及ばないものでした。
ところが!何年か前かのスマホからそんなアナログ人間の度肝を抜くような機能が続々と出てきたのです!!
すみません。ここからがようやく本題です。
「HDR」のお話
これはかなり前からスマホのカメラに搭載されているので知って使っている人も多いと思うけど、画面上の表示は見たことはあるけど理解してないって人もいるのではないでしょうか?
何かというと「露出調整を気にする必要をなくす機能」です。
普通はフィルムで撮影すると、画面の中のどこかのポイントの明るさに露出を合わせて撮影するので、画面内に明るいところと暗いところが混在すると、どちらに露出を合わせたかによって画面が部分的に明るすぎか暗すぎの部分が出てくるはずです。
(上述の海辺のサーファー写真などがそれですね。)


HDRというのはこの両方の露出を適正の状態で撮影可能にするのです!
どういう事かというと、HDRをONの状態で撮影すると一瞬に連続して
「明るい部分に露出を合わせた画像」
「中間部に露出を合わせた画像」
「暗い部分に露出を合わせた画像」
の3枚(機種によって違うかも)を撮影して、全部の露出の良いとこどりの合成写真をつくってしまう訳です。

だから何も考えず(露出を測って調整する必要なし!)ただシャッターを押してれば画面全体が隅から隅までちょうど良い明るさで写るという訳です。
※ただし一度に3枚の写真を超高速で連続で撮っているので、被写体が動いていると微妙にズレが生じる為、ピンボケみたいに写ります。
「ポートレート」(被写界深度を浅くする機能)
そして最近現れた更なる新機能が「勝手に被写界深度を超浅く撮影する」機能です!
どうするかというと、カメラのレンズをスマホの前面に2つも付けて、片方はこの機能の為の望遠レンズで(上述した通り望遠でズームアップしていると被写界深度が浅くなる)、もう一方は標準のレンズ。
ポートレート機能をONにすると望遠レンズと標準レンズの両方で撮影した画像をHDRのように上手く合成して、背景がピントボケした綺麗な引き立った写真が撮れるという事らしいです。
最初にiphone7plusでこの機能がついていた時は私にとって非常に衝撃的でした。
この効果の為だけにスマホにレンズを二つも付けるって凄くないですか!?
(液晶面のレンズも入れたら3つレンズが付いている事になる)
それだけ多くの人が今後はこの機能を求めるとの商業的計算や統計があったのだろうし、実際に今後これを使う人がぐっと増えるだろうと私も思います。
(というか、この機能を知って私は機種変でiphone7plusにしました。だってどうせ撮影するなら楽して綺麗な写真の方がいいし)
※投稿時に興奮して上述の通り書いていましたが、やはり皆が望んだのかその後はレンズが複数付いているスマホが多数発売され、被写界深度の調整機能が付いているカメラがほとんどになったのではないでしょうか?
参考までに私のiphone7plusで撮影した画像を載せておきます。


上の2枚を比較していただくとよくわかりますが、下のポートレイト機能で撮影した画像は背景がぼやけています。
ただし望遠レンズを使用している為、普通に撮影するより少しアップになるんですね。
だから両方とも私がスマホを持ちながら、反対の人形を持った手を前に伸ばして撮影してるんですけど、背景だけではなく写る物(犬?熊じゃないよね)の大きさが全然変わってしまいます。
しかも背面側のメインカメラでしか使用できないので「内面インカメラを使用して画像を確認しながら自撮りする」みたいなことが絶対にできません。
(背面側メインカメラを使用するから液晶画面が見れないのと、ズームアップしてるからある程度カメラから離れないと画面に入りきらないので、自撮り棒とか使わないと手の長さだけでは自撮りには足りません)
iPhone7plusのポートレイト機能は「被写体を2.5m以内にして撮影して下さい」というメッセージが毎度表示されるので、被写体とカメラの距離については「近からず遠からず」と一定距離内に制限されてシビアです・・・。
でもせっかくSNS用にバエる場所に出かけてまで写真を撮るなら、以上の内容を少し考慮した上で設定を切り替えたり、考えて撮影すると良い写真が撮れると思いますよ~!
機種変時などもぜひ参考にしてみてください。
0008-「HDR」と「被写界深度」の話(インスタ女子は知っとくべき!?):終


